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参考積算例

ワイヤーソー工法積算例

2:積算の進め方の具体例

1.1台当たり施工可能数量の算出
2.1.1【想定した現場・条件】

ワイヤーソーイング工事は、現場条件によって施工数量も単価も大幅に変化するので、ここでは計算方法を示すための一例を設定し、その後、3項においてその他の計算結果例を示す。この2項で示す計算例は、次のような現場条件に基づいている。
2.1.1.1  【1日施工可能時間】…… 7時間(昼間)
2.1.1.2  【施工機械】………………直接固定式
2.1.1.3  【プーリーの追加数】……なし
2.1.1.4  【水養生】…………………集水まで
2.1.1.5  【足場等での作業】……‥なし
2.1.1.6  【吊りながら切断】………不要
2.1.1.7  【切断面の形状】…………0.8mXO.8m:すなわち、
  2.1.1.7.1  【平均断面積】………………0.64m2
  2.1.1.7.2  【躯体の厚み】………………0.8m
  2.1.1.7.3  【接触長】……………………0.8m
  2.1.1.7.4  【水平距離長】………………0.8m
2.1.1.8  【躯体の材質】……………現場打ちコンクリート
2.1.1.9  【鉄筋量】…………………低配筋(0.4%未満)
2.1.1.10 【切断方向】………………………水平切断
2.1.1.11 【松杭】……………………………なし
2.1.1.12 【水中施工】………………………なし
2.1.1.13 【日当たり計画施工量】…………不明
2.1.1.14 【電源の負担】……………………元請が電源を供給する
2.1.1.15 【用水の負担】……………………元請が冷却水を供給する

2.1.2 【1台当たり施工可能数量の算出】……‥2.99m2/台

1台の機械が1日で施工できる数量は、手引4.3.3項に示された方法で計算するが、これを計算するためには、あらかじめ4つの値(1日施工可能時間、1ヶ所当りの準備時間、1ヶ所当りの切断時間、1ヶ所当りの片付時間)が明らかになっていなければならない。この4つの値を下記の要領で拾い集めれば、冒頭の計算結果(2.99m2/台)が導き出せる。

2.1.2.1 【1日施工可能時間】………‥420分(7時間)
これは施工条件として、初めに設定したもの。
2.1.2.2 【1ヶ所当りの準備時間】………40分
設定された施工条件を手引 4.3.4.1.1〜4.3.4.1.6項にあてはめると、基本準備時間…25分、準1…0分、準2…15分、準3…0分、準4…0分、準5…0分、となるので、手引4.3.3.1項の数式により、25+0+15+0+0+0=40 となる。
2.1.2.3 【1ヶ所当りの切断時間】………30分
設定された施工条件を手引 4.3.4.2.1〜4.3.4.2.6項にあてはめると、基本切断速度・‥0.03 m2/分、切1…1、切2…0.8、切3…1、切4…0.9、切5…0、となるので、手引4.3.3.2項の数式により、0.64÷(0.03×1×0.8×1×0.9×1)≒30 となる。
2.1.2.4 【1ヶ所当りの片付時間】………20分
設定された施工条件を手引 4.3.4.3.1〜4.3.4.3.2項にあてはめると、基本片付時間…5分、片1…15分、となるので、手引4.3.3.3項の数式により、 5+15=20 となる。
2.1.2.5 【計算結果】………………4.67ヶ所/台、つまり2.99 m2/台(再掲)
これまでに算出した4つの指標を、手引4.3.3項の数式に代入すると、420÷(40+30+20)=4.67 となり、1ヶ所の平均面積は0.64 m2と設定されていたから、4.67ヶ所×0.64 m2/ヶ所=2.99 m2 となる。
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